ファイターズ山﨑福也投手の入団会見「頭蓋骨がくっつかないうちに…」脳腫瘍の執刀医が裏話「今も重症の子どもの慰問活動を、人としてのブレない」

ファイターズ、新庄監督期待の左腕・山﨑福也投手(31)が、6日入団会見を行いました。
 会見には命の恩人も駆けつけました。

山﨑福也投手
「北海道の地で、中学3年の頃に脳腫瘍の手術を受けていまして、そのような縁がたくさんあり、ファイターズに入らせて頂くことになりました」

 オリックスからFA移籍でファイターズに入団した山﨑福也投手。
 決断の理由の一つに、北海道との縁を語りました。

 会見には、北大で脳腫瘍の手術を担当した澤村豊さんもかけつけ、本人に明かしていない手術の裏話も。

 澤村豊医師
「何度も何度も大学病院で、心停止直前までなっているんです、でもよみがえって来て、本当に術後の回復も早くて、すごい体力と心肺能力、びっくりしたんです。頭を開けて実は首も切っているんですけど、傷もくっつかないうちに、『お兄さんが甲子園に出ているから』と言って、こちらが止めるのも振り切って頭蓋骨もくっつかないうちに甲子園に行ってしまうという、まぁ、屈強な少年ですね、ですから大丈夫、心臓ぐらい止まっても蘇るから、監督の下で頑張って下さい」

 会見後、取材に応じた澤村さんは、山﨑投手の心の強さについても語ってくれました。

 澤村豊医師
「彼は、強くてぶれない性格を持っている、いつもにニコニコしている。彼は高校に入ってから、重症の病気の子の慰問に行くようになったんですよね、休みを見つけて。自分が病気から助かったことに感謝して、それをおすそわけするために、病気の子どものお見舞いをしたり、それを助ける活動を今でも陰ながらしているということですね、彼が人としてのブレなさ、立派さを感じますね」

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