棚橋弘至、現役レスラー社長に就任「日本一、動き回ります!」 『新日本プロレス 代表取締役社長就任会見』

新日本プロレスの代表取締役社長に就任したプロレスラーの棚橋弘至(47)が26日、都内で木谷高明オーナー、大張高己前社長と就任会見を行った。

 新日本プロレスの暗黒期からV字回復させた“逸材”は「新社長に就任させていただきました、棚橋弘至です」とあいさつした。「新日本プロレスでプロレスラー生活を送っていく中で、新日本プロレスの社長になるというのは、いつしか僕の夢となり、目標となってきました。なので、今回それがかなって、とてもうれしく思います」と心境を語りながら「社長就任が発表になった時、本当に多くの方からお祝いの言葉をいただき、感激しました。それと同時に多くの期待に応えなければ、という思いで身が引き締まっています」と決意を新たにした。

 社長を打診されたのは今年11月。木谷オーナーから直接、依頼されたそう。棚橋は選手兼監督として「同時にやってこそ逸材」と快諾したという。「僕が社長になって新日本プロレスをどうしていきたいのか改めて考えてみた」と3つの方針も語った。

 1つ目は「東京ドーム大会を超満員にする」とした。「ずっと目標でもあった。東京ドーム超満員のお客様の中で花道を歩くのはレスラーにとって誉れ。それを今の選手にも経験してほしい。それが、その後のレスラー人生に大きな影響を与える。ファンの皆さんにも記憶にも楽しい記憶として残るからです」とする。

 2つ目は「地方でのタイトルマッチを、どんどん増やしていく」とする。「2000年代、新日本の営業の皆さんとプロモーション活動をたくさんやらせていただいた。地方の大会は、なんとか500人入れよう、達成したら次は1000人を目標にしてやってきた。地方大会が超満員にならないと東京ドーム大会も満員にならないというのが、だんだん見えてきた。日本全国のプロレスファンの熱量が高まって、東京ドームが満員になる。それを改めてやってみたい」と力説した。

 最後は「最後にスポンサー様とのパートナーシップの強化」とした。「新日本プロレスがより一層、羽ばたくためには強力なタッグパートナーが必要だと考えています。現役レスラー社長として日本一動き回る新しい社長の形を模索してやっていきたいと思います」と宣言していた。「やりたいことはいっぱいあるんですけど、社長としてまだまだ勉強していかないといけないことも多い。ですが、全力で頑張りますので、棚橋弘至、そして新日本プロレスの応援をよろしくお願いします!」と呼びかけていた。

 木谷オーナーは「プロレス団体の経営は難易度が高い。それだけプロレスが奥が深い、という証明だと思いますが。日本にいながらも常にグローバルで考えないといけない」と話し、コロナ禍が収束したことで「よりお客様にプロレスを楽しんでもらう」と棚橋新社長には集客力に期待。リング外で手腕を発揮してきた大張社長は「(棚橋新社長は)リング内外でメスを入れられる。新体制でも益々の応援をよろしくお願いいたします」と口にしていた。

 23日に行われた臨時株主総会及び取締役会で、2020年から社長を務めていた大張前社長が退任し、棚橋が現役選手兼任で代表取締役社長に就任したことを、新日本プロレスが同日に発表。第11代社長の社長で、創業者のアントニオ猪木、坂口征二、藤波辰爾に続く史上4人目の選手兼任社長となっている。

【棚橋弘至】
1976年11月13日、岐阜県大垣市生まれ。1999年、立命館大学法学部を卒業後、新日本プロレスに入門し、同年10月にデビュー。2006年、IWGPヘビー級王座を初戴冠。2009年、2011年、2014年、2018年にはプロレス大賞MVPを獲得するなど「新日本プロレスのエース」として団体をけん引。2019年にはIWGPヘビー級王座最多戴冠記録を樹立。

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