日本航空の記者会見に見る記者たちのアホさ加減 これじゃあ、新聞を読まないし、テレビを見ないよ

国土交通省は海上保安庁の飛行機に進入指示を出していない、と国土交通省が発表したようです。最後の交信は午後5時45分30秒。
 管制の「1番目。滑走路停止位置まで地上走行してください」という呼びかけに海保機の機長が「滑走路停止位置に向かいます。1番目、ありがとう」と答えています。この後、90秒間、交信はなく、事故が発生しました。
 産経新聞の大渡美咲記者は、日航の元機長、土井厚さんの見解として、海保機が「1番目」と言われたため、入って良いと錯覚した恐れがある、という説を提示しています。
 原因究明は今後になりますが、海保機に落ち度があったとしても、ヒューマンエラーというものは、様々な要因が重なって起きるので、英語でのやりとりが原因としての、細かいニュアンスが伝達されていなかった、とか、新潟への救難物資を急ぐ海保機側に「1番目」と言われたために、災害派遣ということもあって、管制が優先してくれた、と勘違いした可能性も否めません。
 あるテレビ番組で芸能人の方と小林さんという元日航機長との間で面白いやりとりがありました。
 「羽田には信号機はないんでしょうか」
 「ないと思います。海外にはあるところもありますが…」
 どうでしょうか? ヒューマンエラーを防ぐことができるなら、信号機を設置する可否も検討してみてはいかがでしょうか?
 それにしても日航機が乗客乗員379人全員を脱出させたことは、海外メディアを驚かせています。
 英ガーディアン紙は「ほとんど信じられない。奇跡だ」と記し、米ニューヨークタイムズ紙も「CAたちは素晴らしい仕事をした」と絶賛しました。
 しかし、日本のメディアの捉え方は違ったようです。
 東京新聞の宇佐美記者は「乗客の避難誘導は適切に行われていたのでしょうか」と訊き、朝日新聞の矢島記者の「着陸許可が出ていない場合に着陸することはあるのか」という質問に「通常はありません。ただ、現在確認中です」という日航側の答に「御社の信頼にも関わることなんですよ」と畳みかけました。
 おいおい、乗客誘導が適切に行われていたから乗員乗客全員が避難できたのでは? それに運輸安全委員会が原因調査をしている間に日航側が勝手なことを述べられると思っているのでしょうか?
 大きな事故が起きると、2005年に起きたJR福知山線脱線事故もそうでしたが、記者の中にはいきり立って、会社側を居丈高に責める傾向があります。読売新聞の記者の「機長の経歴を教えてほしい」などの質問は分かるのですが、なぜ一部記者はこうも攻撃的になるのでしょうか?
 もっと冷静に、勘どころを抑えた質問をしてほしい、と思うのは高望みでしょうか?