渡邊雄太選手にマヌ・ジノビリ選手のようなインパクトを望むか? – ニック・ナースHCに聞きました – 日本時間5月2日、ユタ・ジャズ対トロント・ラプターズ戦試合前会見より

直近5試合で渡邊選手は6.0得点、2.0リバウンド、0.6アシストのアベレージで、チームは3勝2敗。これは決して悪くない内容だと思うのですが、さらに欲張りかもしれない質問をナースHCに問いかけてみました。内容は「渡邊選手にもっとやってほしいと思いますか? 例えばマヌ・ジノビリ選手のようなインパクトを望みますか?」というものです。
ジノビリ選手はご存じのとおり、サンアントニオ・スパーズの2000年代のダイナスティーを支えた一人で、その活躍はスパーズに初めて加わった2002-03シーズンから即座に始まっていました。
ナースHCは最初に「マヌ・ジノビリは本当に驚異的なプレーヤーでした」と話し、渡邊選手の比較対象としてはぶっ飛びすぎていると感じているような雰囲気がありましたが、しっかりした答えを返してくれました。「私はベンチプレーヤーとしてのユウタを非常に気に入っています。最近スターターでどうかと考えることもあったのですが、あのエナジーとプレースタイルはベンチから出てくるプレーヤーにてほしい要素に思えて、元の考え(渡邊選手をベンチスタートで起用する考え)に戻ってくるんです」
ここでいったん回答が終わった後、さらに以下のように続けてくれています。
「考え方としては当初と同じで、6番手、7番手、8番手で定着できるかどうかの段階です。彼はよくなってきているし進展がみられるのですが、はじまりがまったくの無名でしたから、『さて、ここまで来たぞ』ということであって、ジョー・イングレスやマヌ・ジノビリのようにやってくれたらもちろんうれしいですが、それよりもボールをしっかり扱い、ピック&ロールをうまくこなし、ゴール近辺のフィニッシュを成功させ、良い塩梅で3Pショットも狙うということが先です。(3Pショットは)適切な本数を打てていると思います。こういった要素が彼のプレーの核となるべきですが、ジノビリやイングレスは驚くべき3シューターです。その方向に彼を押し上げていけるようにしたいですね」
勝ちたいし、勝つためにプレーヤーに望むものは大きいはずですが、ナースHCはことを急いで渡邊選手に重すぎる負荷をかけているわけではないようです。一歩一歩の育成経過を見ていることが伝わってくるコメントでした。
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